HOME(Living Room)
研究紹介

教育

  
Subject: 教育行政の右傾化と闘う
Date:Sun, 28 Nov 2004 16:56:39

教育行政の右傾化と闘う
−東京における「日の丸・君が代」問題から−

日 時:12月3日(金)午後6時半
場 所:キャンパスプラザ5階第1演習室
お 話:かわむらひさこさん(藤田先生を応援する会・副代表)
参加費:300円
連絡先:憲法を生かす会・京都
075−341−7490
k-ikasu@muh.biglobe.ne.jp
     
 元教員の藤田さんは雑誌のコピーを配っただけ。なのに、どうして刑事事件に?
 生徒たちは自分の良心に従っただけなのに。「日の丸・君が代」で300人以上の処分者を出した東京都。どうして?
 憲法・教育基本法改悪の動き。「日の丸・君が代」の強制。東京で、この国で一体何がおこっているのか。
 この状況に、東京・板橋の人々は何を思い、どう対抗しようとしているのか。地域で闘うかわむらひさこさんにお話をうかがいます。


  
Subject: 10・31(日)待ったなし!教育基本法の改悪をとめよう!京都集会
Date:Tue, 05 Oct 2004 05:07:13

転送歓迎

教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会HP
http://www.kyokiren.net/

                     
待ったなし!教育基本法の改悪を止めよう! 10.31京都集会

10月31日(日) 13:30開始 (13:00開場)
ひと・まち・交流館(河原町5条下る)
参加費 500円
行き方 http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html

■ 講演 西原 博史さん 『教基法改正で学校と社会はこう変わる』
 早稲田大学の気鋭の憲法学者。特に、「良心の自由」の分野に造詣が深く、京都「君が代」訴訟や、北九州の「こころ」裁判などで、鑑定書提出や、学者証人として 法廷に立つなど、各地の「君が代」強制反対運動や、教育基本法改悪反対運動などに積極的にかかわってこられている。著作には、『教育基本法「改正」とは何か』 (岩波ブックレット)や、『学校が愛国心を教えるとき』(日本評論社)、『良心の自由』(成文堂)など。

■ ビデオ上映 「ザ、ニュース、ペーパー」演じる河合隼雄(ビデオ上映は、開場後13:15より)
The NewsPaper
その名の通り、『旬なニュース』をネタに様々な社会現象を笑いに転換するパワフル社会派風刺コントグループ。 今回の映像は、9月24日に開催された『生かそう!教育基本法・京都 9・24集会』でのビデオ

■ 一人芝居 金 梨花 『茶色の朝』
 「茶色の朝」というフランスの寓話(ぐうわ)がフランスではベストセラーとなり、同国や欧州で台頭する極右勢力の動きをけん制した。茶色はファシズムの象徴。 原文はわずか十一ページ、声高ではなく「ファシズムの危険は市民の事なかれ主義に潜む」と指摘する。日本でも昨年暮れ、邦訳(大月書店刊)が出版。この寓話を、 故マルセ太郎の娘である金梨花が一人で演じる。彼女は、歌、芝居など磨きをかけつつある旬な人。

終了後、市役所までデモンストレーション 歌舞音曲大歓迎

主催 『心の教育』はいらない!市民会議(代表・林功三)
http://sugakita.hp.co.jp/newpage26.html
連絡先 090-6667-0483

教基法改悪の先に見えるものってナニ?
 日の丸・君が代が国旗・国歌として成立しても、子どもに強制されることにはならない−(1999年6月11日政府統一見解)

 あれから、五年。東京では、君が代を歌えという「職務命令」に背いた、という理由で200名以上の教員が処分される、という異常事態が起きています。命令の内容は 無視され、ただ命令であるということだけが力を持つ時代。
 今年の2月、超党派の国会議員からなる「教育基本法改正促進委員会」総会で「お国のために命を投げ出しても構わない日本人を生み出す」ことが「改正」の目的だと、 わかりやすい発言がまかり通りました。「戦争できる国」が、「普通の国」になる時代。
 憲法改悪の先取りとして、今、教育基本法が改悪されようとしています。9月15日、与党、教育基本法改正に関する検討会が文部科学省に教育基本法改正案作成を指示 しました。小泉政権は、次期通常国会で教育基本法を変えることを目指しています。教育基本法が変えられたらどうなるか?
まがりなりにも「平和と平等」をよいものだとしてきた社会は、「戦争と差別」があたりまえの社会へ大きく転換してしまいます。

子どもも大人も『お国のために』あるんじゃなくて
教員を評価でがんじがらめにし、命令に従わせること、「こころのノート」に見られる子どもの心への介入と操作。「できる子」「できない子」を早くから振り分け、 「国家の役に立つ人材」育成にだけお金を使う不平等。
議案も読まずに教育基本法改正促進決議をあげる地方議会。「教育改革」が行われるごとに、息苦しさを増し、考えることをやめてあきらめたり、従ったりしなければ やっていけない学校現場は、「教育基本法改悪後」の社会をすでに先取りしています。
 習熟度別指導、学校選択、中高一貫校などさまざまな競争に子どもを追い込む前に、立ち止まりましょう。子どもたちはとっくにうめき声を上げています。「勝ち組」に ならなければ、夢も希望もない、と追い込んでいるのは誰なのか。私たちが創造し、残したいのはたったひとつ。それは戦争しない世の中。「お国」のためではなく自分 自身の人生。

もう待ったなし!もう黙ってられない!11.6東京へ
 教育基本法は学校だけの問題ではありません。ここで踏ん張らねば、憲法九条改悪に直結します。「もう黙っていることはできない」と 教育基本法改悪に反対して、 全国で様々な動きが地下水のように 、着実につながってきています。

 11月6日には、昨年の12・23全国集会を上回る大集会が東京で開催されます。遅すぎることはない。しかし、もう待ったなし!
 戦争と管理の時代に、教育基本法改悪をくい止めるうねりを、ともに創っていきましょう!


  
Subject: 生かそう! 教育基本法きょうと9・24集会
Date:Wed, 22 Sep 2004 00:40:58

 「生かそう教育基本法 9・24集会」(きょうと教組主催)のお知らせです。浜田寿美雄さんの講演、そして気鋭のコント集団「ザ・ニュースペーパー」が京都の 集会にちなみ、あの河合隼雄さんをコントしてくれます。無料です。

生かそう! 教育基本法きょうと9・24集会
浜田寿美男さん講演&ザ・ニュースペーパーライブ

■ 日時 9月24日(金)午後6時 開場
■ 場所 キャンパスプラザ4F 第2講義室
      京都市下京区西洞院通塩小路下ル(JR京都駅ビル駐車場西側・京都中央郵便局西側) TEL(075)353-9111
■ 入場無料!!
■ 主催 生かそう!教育基本法・きょうと9・24集会実行委員会
■ 連絡先 JTUきょうと教組(日教組} 電話075−212−1338

■ 講演 教育基本法「改悪」と子ども・学校
浜田寿美男さん(子ども学、発達心理学、法心理学 奈良女子大学教員)
著書:『狭山事件虚偽自白』日本評論社『学校という場で人はどう生きているのか』北大路書房『教育評価を考える』ミネルヴァ書房ほか多数

■ コント 心のノート、伝統の尊重と愛国心の育成!?
ザ・ニュースペーパー
 1988年、昭和天皇重病による「歌舞音曲自肅」の嵐の中、国内外の政治、経済、事件、芸能…モロモロの社会現状を笑いに転換すべくパワーで結成されたコントグループ。 難しいことをやさしく、やさしいことを深く。その時々の「旬なニュース」を素材にして、1本5分〜10分のコントに仕上げ舞台化。表現豊かな役者が演じる様々な人物から、 ニュースの裏に隠された社会の本質が見えてくる。政治家の表現、特に歴代総理大臣は他にまねの出来ない得意分野。政治も取り上げられる社会派風刺コント集団。

◇いま大切なのは教育基本法を生かすこと!
 教育基本法を「改悪」しようとする動きが急速に強まっています。河村文部科学省大臣は、次期通常国会に教育基本法「改悪」法案を提出することを明言するととも に、法案には宗教教育や愛国心を盛り込むことを強調しています。
 私たちは、こうした動きに強く反対します。教育基本法には、時代をこえた大切な理念があります。
「戦争のない平和な世界で地域の多様な子どもたちが社会の一員として共に学び」
「女も男も平等にひとりひとりが自分らしく生きていける社会をめざして」
「学習環境・教育条件の改善をすすめよう、よりよい学校をつくっていこう」
「自分たちのことを自分たちで決めていける子どもが輝く社会をつくろう」
 問題は、今までにこうした教育基本法の理念が実現されないままにきたことにこそあるのです。いま大切なのは教育基本法を変えることではなく、生かすことです。

◇講演とザ・ニュースペーパーのライブコントから考えてみる!
 わたしたちは、教育基本法改悪をめぐる問題意識をより多くのひとたちと共有し連帯の輪を広げていきたいと考えています。この9.24集会では、浜田寿美男さん (奈良女子大学教員/子ども学、発達心理学、法心理学)から『教育基本法改悪と子ども・学校』のテーマでミニ講演をしていただき、学習を深め、ザ・ニュースペーパー のライブコント(心のノート、伝統の尊重と愛国心の育成!?などなど)を切り口にして、教育現場でいま起きていること、教育基本法を生かすことの意味を考えていきたい と考えています。


  
Subject:[pace-r] 子どもの権利条約批准10周年記念シンポジウム
Date:Thu, 05 Aug 2004 00:59:12

子どもの権利条約批准10周年記念シンポジウム

進行する子どもの選別、監視、切り捨てにどう立ち向かうか
−教育基本法「改正」と青少年育成施策大綱を考える−

日時 8月27日(金)午後1時から6時(開場午後0時30分)
場所 京都新聞文化ホール
   (京都市中京区烏丸通夷川上る・京都新聞ビル北館7階)
主催 京都弁護士会、近畿弁護士会連合会、日本弁護士連合会
問い合わせ先 京都弁護士会 075−231−2337
入場無料・事前申込不要

内容(予定)
講演 教育基本法「改正」について
      寺川史朗 三重大学助教授
    青少年育成施策大綱について
      佐々木光明 神戸学院大学教授
報告 保健室から見た子どもたち(養護教員)
   東京都の学校現場で今起きている問題について(弁護士)
   国連子どもの権利委員会「最終見解」について(弁護士)
パネルディスカッション
   講演者ほかのパネリストが報告等を受け、パネルディスカッションを行います。


  
Subject: 6・27@京都 斎藤貴男さん講演会+デモンストレーション
Date:Tue, 08 Jun 2004 12:11:49

 山本です。6・27@京都 斎藤貴男さん講演会+デモンストレーション のお知らせを送付いたします。 斉藤貴男の話は結構面白いです。

【転送転載歓迎】
子どもは「お国」のためにあるんじゃない! 教育基本法改悪を許さない京都講演会

斎藤貴男さん講演会 「管理・統制・不平等」 + デモンストレーション

6月27日(日) 午後1時30分(開場) 「ひとまち交流館 京都」大会議室

★講師紹介:斎藤貴男 (さいとう・たかお)
 1956年生。新聞記者からジャーナリストとしてのキャリアをスタートさせ、現在はフリー。著書に『カルト資本主義』、石原慎太郎を批判した『空疎な小皇帝』があり、 雑誌、新聞などへの執筆活動も活発に行っている。2000年出版の『機会不平等』では、いちはやく教育改革の流れの持つ危うさを告発し、それと同時にパート労働、学童 保育などの多様な現場における問題性と「不平等」という言葉を軸に結びつけ、注目をあびた。最新刊『「非国民」のすすめ』では、戦争にひた走るこの日本社会において 管理や支配がどのように行われているかを、わかりやすい筆致で描き出した。朝日新聞「ポケットから」に連載中。

★日時:6月27日(日) 午後1時30分開場(定員300名)・2時開始
★場所:「ひとまち交流館 京都」 2階・大会議室 (下京区河原町五条下る東側 電話075-354-8721)
http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html
市バス17・205系統河原町正面 京阪電車「五条」下車・徒歩8分、地下鉄「五条」下車・徒歩10分
★資料代: 500円
★講演会終了後、京都の教育現場や、それを取り巻く状況についての報告や、さまざまな立場からのリレートークを計画しています。

1時30分   開場
2時00分   講演会開始
〜4時30分  斎藤貴男さん講演・リレートーク
5時00分   デモンストレーション出発(河原町正面〜河原町通り〜京都市役所前まで)

★主催:『子どもは「お国」のためにあるんじゃない! 教育基本法改悪を許さない京都講演会』実行委員会
連絡先:「心の教育」はいらない!市民会議 中京区寺町二条下る 若林ビル プロボノセンター内
電話: 090-6667-0483

実行委員会からのメッセージ
 「教育は個人の能力をのばすため」「教育は平等に」「国旗国家法は、教育現場に押し付けるものではない」「戦争はしない」…いくつもの約束が破られていく 毎日。
 政府は自衛隊を派兵し、有事法制を成立させようとして、さらなる戦争体制づくりにいそしんでいます。だけど、私たちの日常を取り巻く問題はそれだけにとどまり ません。年金問題、雇用の問題、保険制度、地方自治体の財政破綻。考え出したらきりがないくらいで、めんどくさくなってしまいそうです。でも、それらの問題が、 実はそれぞれどこかでつながっているとしたら?
 そしてそれらの力に反対しようとした人に対して、何が行われているのか? 国旗・国家の強制に反対した教員を200名近く処分したり、戦争反対のビラを自衛隊の 人びとが住む建物に配るだけで逮捕されるようなことが、平然と行われています。
 「考えずに従う人になりなさい」…心を縛るメッセージが、学校から地域へと息苦しく発信されています。教育基本法が改悪され、戦争する「お国」のために喜んで 命を棄てることが公然と教育の目的になるのを、私たちは全力でくい止めたいと思います。
 斎藤貴男さんはジャーナリストとして、様々な現場で直接取材をして、それらマスメディアではあまり報道されない事実を見逃さず、追いかけてきました。この講演 では、斎藤さんがこれまで調べてこられたことを、体験にもとづいてお話していただきます。
 講演会終了後、京都近辺でさまざまな活動に取り組まれている個人・団体によるリレートークをして、今、私たちに何ができるかを考え、最後に京都市役所まで デモンストレーションを行います。
 教育に関して、私たちと国家との最大の約束である「教育基本法」が、無残にも変えられようとしている今、私たちに必要なのは、知ること、考えること、そして 意思表示をすることだと思います。6月27日、ともに集まりましょう!
 教育基本法の改悪に反対しよう! 
 

  
Subject:[pace-r] 「教育実践功績表彰」裁判の傍聴を
Date:Fri, 04 Jun 2004 11:30:48

 山本です。知人からのメールを転送します。教育関係に関心のある方、京都市政に関心のある方などには おすすめです。

-----Forwarded message-----

「心の教育」は、いらない!市民会議より裁判傍聴のお願い

 京都市が「校長推薦」の教員を1200人も表彰し、3000万円も使っていたことに住民訴訟を提訴しました。
 東京都では「日の丸・君が代」をめぐって暴力的な処分や取り調べが吹き荒れていますが、京都では校長先生の「推薦」だけで、図書券やお金が貰える! 一度 いただくと、なかなかモノが言えなくなるのは人の常。やっぱり「心」の先進地です。
 平日の午前中ですが、第1回口頭弁論を是非傍聴願います。

6月9日(水)午前10時 京都地裁(丸太町通り富小路)

 市教委では、この2年間に、校長推薦の教員らに1億円以上がばらまかれた!
 「教育実践功績表彰」で1,175名に3,100万円、「教育改革パイオニア実践研究事業」で1,429名に7,193万円

教育実践功績表彰は違法との住民訴訟始を提訴!
 「えー! 何これー!」 ある小学校の教員が見せてくれた、教育実践功績表彰式典の記念写真に私たちは驚きました。
 ホテルの豪華な宴会場で、正面には大きな「日の丸」と京都市旗が飾られています。中央には門川教育長をはじめとした市教委幹部と来賓が、略礼服の胸に大きな バラの花をつけて座り、その後ろには、100名ほどの教員が、スーツなどに着飾って、これも胸に赤いバラをつけてかしこまって並んでいます。(式典では、司会が 全員を起立させ、「国旗をまっすぐ見て、大きな声で国歌を斉唱してください」と言って、皆で「君が代」を歌ったそうです。)
 彼は、さらに式典でもらったという様々な授与品を拡げました。「こんな図書カードをもらったけど、何かおかしいなと思って、よう使わんのや」と言って、彼が まず見せてくれたのは、2万円の図書カードです。それもわざわざオーダーメードした特注品で、京都市のマークが入っています。また、大きな表彰状と、立派な木製の 額縁、さらに、図書カードを入れて机の上に飾るためのアクリル製のカード立てまで授与されているのには呆れました。この2年間で、約1,200名もの教員がこの表彰を 受け、なんと3,100万円もの公金が使われたのです。
 当時、京都市では、財政非常事態宣言により、新規事業が原則凍結され、継続事業についてもその経費が大きく削減されている時でした。そんな大変な財政危機の 真っ最中に、市教委ではこのようなひどい予算の使い方がされていたのです。私たちは、住民監査請求を経て、この4月8日、京都市長を相手どって、「門川教育長ら 4名に対し損害賠償請求を行え」という住民訴訟を提訴しました。

教育実践功績表彰の呆れるような支出項目
 2002年、京都市教委は、教育実践功績表彰制度を開始し、その年に546名、2003年度には629名もの教員を表彰しました。2年間にすでに京都市の2割を超える 教員が表彰されたことになります。(市教委は、今後も継続して実施すると公言しています。)
被表彰者には、全員に一人2万円の図書カードが支給され、これだけ でも総額2,607万円にもなっています。また、前記の馬鹿げたカード立てに、2ケ年で93万円、表彰状や、木製の立派な額縁に153万円もが使われました。さらに、昨年の 式典では、ホテルの豪華な宴会場を会場に使用したのですが、その会場費だけで51万円、照明設備や看板等をあわせると66万円にもなっています。つぼ花にも、毎年6万円 もかけています。さらに、被表彰者をグループに分けて記念撮影を行い、大判(6つ切)にプリントして全員に配布しましたが、その費用だけでも、2年間で98万円にも なっています。他にも、冊子に20万円、手さげ袋だけでも32万円など、この表彰のために費やされた費用は、2年間になんと3,123万円にもなっているのです。

校長の権限強化と、教員を序列化し、もの言わぬ教員づくりを狙って
 「要綱」では、「表彰を受けたものは、履歴事項として賞罰欄に記載する」と明記し、「将来に影響するぞ」と、教員の関心を煽り立てています。厳粛さを強調 し、華美に走った式典も、表彰制度をもったいづけるためのものです。
 被表彰者の決定は、あくまでも校長からの内申にもとづいており、校長の意に沿わない教員は、最初から外されてしまっています。表彰を受けるためには、校長に 忠誠を誓うことがまず必要なのです。また、校長からの内申がなかった学校が100校以上もある一方、一校で8〜9名もの教員が表彰された学校もあるなど、選考基準は 全く不明確です。監査結果でも指摘されたように、個々の表彰理由が明らかでないため、教員の間にも、同僚や校長への不信感が増幅されているのが現状です。 先に、「教員にもFA制度」と、派手に宣伝された人事異動の新制度にしても、あくまでも校長の同意が前提となっています。このように、最近の市教委の施策 は、市教委―校長の権限を強化し、もの言わぬ教員づくりを目指したものが多く、今回の表彰制度も、その一貫なのです。

「パイオニア実践研究事業」をあわせると1億円以上の公金支出
 問題は、この表彰制度だけではありませんでした。その後、明らかになったのですが、市教委はやはり2年前から、「教育改革パイオニア実践研究事業(個人)」と 称して、校長からの推薦を受けた教員らが、京都市長と個々に委託契約を結び、図書購入費などの内容で、委託料としてそれぞれ最大5万円を受け取っているのです。 一昨年611人、昨年818人と、合計1,429人もの教員が対象となり、その委託費の合計は、7,193万円にもなっています。(市教委は、今年、来年も継続して実施す るとしています。) 各教員が個人として市長と個別に委託契約を結ぶというのもおかしな話ですし、総額もあまりに大きすぎます。図書カードを支給した表彰制度と全 く同時期にこんな事業が始まっていたのです。私たちは、この事業についても、今後、追及する予定です。

 今回の住民訴訟の原告は京都市民7名。弁護団には、出口治男、折田泰宏、小笠原伸児、若松豊、大河原壽貴の各弁護士が入っていただき、京都でのこのような裁 判の弁護団としては、最強の布陣が整いました。
 私たちは、今後、教育基本法改悪阻止の戦いに全力をあげると共に、その具体的な先取りとしての、「君が代・日の丸」強制や、「心の教育」の押しつけ、また教員への 管理強化などに反対して運動を進めていくつもりです。学校の教員が分断され、自由にものも言えなくなったところでは、子どもたちへののびやかな教育などあり得ません。 今回の住民訴訟が、京都市教委のこのような施策を改めさせ、「管理・評価」の締め付けの中でもがき苦しむ教員たちへの支援のエールになればと考えています。

*訴状など、この裁判についての詳細は、「心の教育」はいらない!市民会議のホームページをご覧ください。
http://sugakita.hp.infoseek.co.jp/newpage26.htm


  
Subject:[pace-r] どうする京都21
Date:Fri, 21 May 2004 01:55:59

 山本です。

 今度の「どうする京都21」に京都大学総長・尾池和夫と立命館大学理事長・川本八郎が登場するとのことです。 詳しい番組内容は以下WEBからのものを転載しておきます。みなさんもぜひ。

「大学は変わるのか!?〜新たな人づくりと大学経営のあり方は? 〜尾池京大総長 川本立命館理事長が生出演!〜」

放送日:5月23日(日) 19時55分〜21時50分
再放送:6月 7日(月) 9時〜10時55分

 今年度から始まった大学の独立法人化。「民間発想」のマネージメント手法の導入、学外の有識者らによる経営協議会の設置、第3者評価の導入など国立大学は大きく 舵を切った。
 大学改革については、1971年、中央教育審議会の答申で「一定額の公費援助を受けて公的な性格を持つ新しい形態の法人」が盛りこまれたのを皮きりに、以来30年余り に渡って論議が行われてきた。独立法人化で国立大学は、京都大学はどう変わるのか。

 また、少子化と大学進学率の上昇で、2009年には志願者全員が数字的には大学入学が可能になるという状況の中で、早くから大学改革に取り組んできた私立大学は、 国立大学の独立法人化をどう捉えているのか。そして立命館大学はどう変わるのか。

 従来の護送船団方式から脱皮して、画一的な教育研究からエリート教育型、高度な職業人育成型、生涯学習型などの特色ある高等教育への転換が求められている今、 21世紀を考える人づくりと大学経営のあり方を徹底討論する。

今月の出演者(敬称略)
尾池 和夫 (京都大学総長)
川本 八郎 (立命館理事長)
堀場 雅夫 (堀場製作所会長)
篠原 総一 (同志社大学教授)
谷本 親伯 (大阪大学教授 イアエステ日本委員会事務局長)

 http://www.do-kyoto.jp/


  
Subject: 5月28日 教育基本法改悪反対宗教者集会
Date:Thu, 06 May 2004 02:14:19

 山本です。5月28日に「教育基本法改悪反対宗教者集会」があります。関心のある方はどうぞ。

 各位 様
 「教育基本法」改悪に反対する東西本願寺宗議会有志の会が、下記の集会を予定されています。お知らせいたします。転送歓迎。

教育基本法改悪反対 宗教者集会
ーどこかへん! なにかおかしい! ちょっと待て!ー

 政府は自衛隊をイラクに派兵し、憲法九条をなしくずしに空洞化させ平和憲法改悪を目論むなかで、その地ならしとして教育基本法の改悪をめざそうとしています。

講師:野田正彰(関西学院大学教授)
日時:5月28日(金)PM6:00〜8:00
会場:京都府立総合福祉会館ハートピア京都(地下鉄烏丸丸太町6番出口)

主催:「教育基本法」改悪に反対する東西本願寺宗議会議員有志の会
◆浄土真宗本願寺派(西本願寺) 岡田満 田中郁朗 仲尾孝誠 西脇修 藤岡崇信
◆真宗大谷派(東本願寺) 釈氏政昭 篠田 穣 新羅興正 高橋悉 寺永 哲 長野淳雄 藤内和光
                 藤島恵 藤森教念 三浦 長 森島憲秀

 2003年3月、小渕首相の私的諮問機関として設立された「教育改革国民会議」は、その12月、教育基本法の改正が望ましいと答申。それには、全く法的根拠がないにも かかわらず、2001年11月、当時の遠山文科大臣は、それを受けるように、教育振興基本計画の策定と基本法のあり方を中央教育審議会に諮問。中教審は2002年11月14日、 中間報告を行います。
 一方、仏教教団の殆どが加盟している全日本仏教会では、中教審の中間報告を先取りするかたちで、2002年11月13日、理事会において、教育基本法第9条、宗教教育の 条文改正の必要ありとの合意を取りつけます。そして、翌2月には「宗教教育推進特別委員会」を設置して、基本法「改正」賛成の流れを作れ上げました。その後、構成 教団から明確な反対、あるいは不支持が表明されることはありません。
 中教審は2003年3月、基本法「改正」を答申します。その内容で特筆すべきは、国を愛する心を涵養するとかかげていることです。教育が、子どもたちのためになされ るべきであることは、論をまちませんが、そのことを全く無視し、国のためにあるものとして位置づけ直そうとしているのが、この度の改悪といえます。それはまた、戦 争をする国を支える人づくりを目指すものと言えます。
 かつて、私たち仏教者は、国策に全く無批判に、仏法の名のもとに、多くの人々を死地に赴かせることを奨励したという過ちを犯しました。この度もまた、政府のお先 棒を担ぐことを、宗教教育に真摯に取り組みたいという「善意」のもと、果たそうとしています。
 東西本願寺は、1969年以来、靖国神社問題を教団の課題としてまいりました。その学びに立つ時、この度の改悪は決して容認できるものではありません。  ここに、教育基本法改悪の持っている問題性を共に考える集いを、広く呼びかけるものでありくます。
 なお、宗教者集会と名乗ってはいますが、宗教者が呼びかける集会ということです。是非ご参加ください。

事務局:〒941-0066 糸魚川市寺島一丁目11-58 円照寺内


血友病  ◇研究紹介  ◇年表  ◇50音順索引  ◇人名索引  ◇リンク  ◇掲示板

HOME(Living Room)