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佐藤 天彦

さとう・あまひこ
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棋士番号263

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■第74期名人戦七番勝負 佐藤天彦新名人記者会見

佐藤天彦新名人記者会見

■第74期名人戦 佐藤八段が羽生四冠破り初タイトル

佐藤八段が羽生四冠破り初タイトル

■「余録」『毎日新聞』2016年6月2日

 佐藤天彦八段が羽生善治名人に挑んだ将棋名人戦七番勝負の第2局、 小紙に観戦記を書いている上地隆蔵さんは「筆者は羽生が『詰み逃し』で負けた対局を初めて目撃した」と嘆息した。 終盤、名人が詰みの手順を見逃して大逆転を許したのだ ▲将棋の神さまは時として人の意表を突く形で新たな時代のヒーローを生み出す。 名人先勝で迎えた第2局の予想外の決着で、28歳の佐藤八段はやって来た波を一気にとらえた。その後3連勝して史上4番目の若さで初の名人位を獲得、 16期ぶりに20代名人が誕生した ▲新名人が小紙の紙面に初めて登場したのは1998年、 当時福岡市の草ケ江(くさがえ)小5年だった佐藤少年が小学生「王将戦」で準優勝した記事である。 それに続くのが、2002年の奨励会三段リーグ戦の様子を伝える将棋ミニニュース「こまおと」への名前の登場だった ▲振り返ればその年に森内俊之名人が誕生して以来、14期にわたって羽生・森内という同世代ライバルに独占されてきた名人位だった。 続く世代の前に立ちはだかってきたこの厚い壁を一挙に崩した20代新名人に「世代交代」との期待の声がわき上がるのは当然である ▲「羽生世代対若手という意識はない」という新名人だが、 「(若手の)層の厚い世代が勝ちだすと、波が来た時に勢いがあるのかもしれません」との“予言”を自ら実現した名人戦だった。 最近は「自分が勝つことで将棋界が盛り上がる」という自信も生まれていた ▲むろん年長の世代もすんなりと「交代」を許すわけがない。後世、この七番勝負はどのように語られるのか。 将棋の神さまの「次の一手」が楽しみだ。
http://mainichi.jp/articles/20160602/k00/00m/070/131000c

■「ひと 佐藤天彦さん=16期ぶりの20代将棋名人」『毎日新聞』2016年6月1日

佐藤天彦(さとう・あまひこ)さん(28)
 丸山忠久九段(45)以来、16期ぶりに20代の名人が誕生した。目標としてきた羽生善治名人(45)を圧倒した見事なタイトル奪取だった。
 5歳の時、母親が買ってくれた入門書で覚えた将棋。福岡市内の将棋道場に通って腕を上げ、14歳でプロ一歩手前の三段リーグに入った。 16歳でプロ入りの権利を得たが、この時は名人への挑戦には遠回りとなる「フリークラス」からの出発だったため、プロになれないリスクを承知で異例の放棄。 その2年後、18歳でプロになり、順位戦を勝ち上がってきた。
 関西奨励会時代から渡辺明竜王(32)ら東京の若手とインターネット対局で研さんを積んだ新時代の棋士でもある。 最近では研究に将棋ソフトを使っており、今回の七番勝負が序盤でリードを奪うことが多かったのは研究の成果かもしれない。
 師匠の中田功七段(48)は、名人18期の大山康晴十五世名人門下。自身も偉大な棋士の孫弟子にあたる。 「圧倒的な実績は、今の時代に実現することは難しいと思います。 でも、大山先生も最初から余裕があったわけではなく、執念を持ち続けて次第に記録を積み上げていった気がします」と、自らに言い聞かせる。
 棋士には珍しく、ファッションに関心が高く、クラシック音楽好き。ついたニックネームが「貴族」。 初挑戦での名人獲得はその名にたがわず華々しいが、今後も自身の信念を貫いて新時代を築けるか。<文・山村英樹 写真・長谷川直亮>
■人物略歴
 福岡市出身。九州出身の名人は加藤一二三九段以来2人目。過去に王座、棋王に挑戦し、今回が初タイトル。
http://mainichi.jp/articles/20160601/ddm/008/070/186000c

■「名人戦 弱点ない、スキない…20代の佐藤新名人は総合力」『毎日新聞』2016年5月31日

 将棋界に新世代の覇者が誕生――。 山形県天童市の天童ホテルで30、31日に指された第74期名人戦七番勝負(毎日新聞社・朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第5局は、 挑戦者の佐藤天彦(あまひこ)八段(28)が羽生善治名人(45)に勝ち、4勝1敗で新名人の誕生となった。 第60期以降、羽生と森内俊之九段(45)の2人が名人の座を14期守ってきたが、20代の新名人の誕生で新時代を迎えた。
 以前から注目されていた佐藤だが、昨年A級に昇級すると、ためていたエネルギーを爆発させるかのような大活躍。 1期目のA級順位戦を8勝1敗で通過し、名人戦の挑戦権を得た。昨秋の王座戦は羽生王座に2勝3敗で惜敗。 今年の棋王戦は渡辺明棋王(32)に1勝3敗で、タイトル獲得には至らなかった。
 初挑戦の名人戦は第1局で敗れたものの、第2局で優勢の羽生が詰みを逃す幸運もあって初勝利を挙げると、第3局、第4局は作戦勝ちから快勝した。 得意とする横歩取り戦がリードを奪った原動力になった。やはり横歩取りになった第5局は難しい形勢が続いたが、終盤で鋭く寄せて勝利につながった。
 名人獲得で、佐藤は九段に昇段した。
 第5局で解説を担当した野月浩貴七段は「佐藤新名人の強さは、弱点がない、スキがない、ミスが少ないという総合力の素晴らしさにあります。 局面を安定させ無理攻めを誘うことが横歩取り戦での高い勝率につながったといえます」と語った。
 羽生は1〜3月の王将戦で郷田正隆王将(45)に敗れ、調子が上がらないまま名人戦を迎えた。第2局以降はずるずると後退した。
 佐藤と同じく、A級1期目で名人になってから22年。 「衰えた部分もあるが、経験を生かし将棋に取り組みたい」と語っていたが、挑戦者の力が上回った。 王将を獲得すれば5冠復帰の可能性まであったが、40代半ばを迎え、試練を迎えた。【山村英樹】

師匠の中田七段「いいところばかりが出た」
 佐藤新名人と同郷の師匠、中田功七段(48)は「後手番での横歩取り戦法の勝率が非常に高く、いいところばかりが出た。 また、体力があり、時間の使い方も上手で、2日制のタイトル戦は向いていると感じた。さらに活躍し将棋界を盛り上げてほしい」と弟子の快挙を喜んだ。【新土居仁昌】

羽生善治名人を破り名人位を獲得し、感想戦で対局を振り返る佐藤天彦新名人(写真)=山形県天童市の天童ホテルで2016年5月31日午後7時4分、長谷川直亮撮影
http://mainichi.jp/articles/20160601/k00/00m/040/073000c

■「名人戦 佐藤天彦がタイトル奪取 羽生に4勝1敗」『毎日新聞』2016年5月31日

 山形県天童市の天童ホテルで30日から指されていた第74期名人戦七番勝負(毎日新聞社・朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第5局は31日午後6時44分、 初挑戦の佐藤天彦(あまひこ)八段(28)が羽生善治名人(45)に100手で勝ち、4勝1敗で初の名人位を獲得した。残り時間は羽生58分、佐藤1時間16分。
 実力制名人戦になって13人目の名人で、28歳4カ月での初獲得は(1)谷川浩司九段(十七世名人資格者)=21歳2カ月 (2)羽生(十九世名人資格者)=23歳8カ月(3)中原誠十六世名人=24歳9カ月――に次ぐ4番目の若さ。20代の名人は第58期の丸山忠久九段以来16期ぶり。 A級昇級1期目で挑戦し、名人位を獲得したのは、谷川、羽生に次ぎ3人目になる。羽生の3連覇・通算10期獲得はならず、王位、王座、棋聖の3冠になった。【山村英樹】

 佐藤新名人の話 一局一局が大変な勝負だったが、いい結果が出てよかった。 終わったばかりで名人の実感は湧かないが、偉大な先輩たちに少しずつ近づいていけるよう挑戦する気持ちを忘れずにいたい。
 羽生名人の話 シリーズの中盤以降、内容がよくなかったので、この結果も仕方がないと思う。細かいところでの指し方などが課題として残った。 佐藤新名人は非常にバランスよく、力強く指されたと思う。
http://mainichi.jp/articles/20160601/k00/00m/040/034000c

■NHK杯テレビ将棋トーナメント(NHK杯争奪将棋トーナメント)

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