HOME(Living Room)
研究紹介

身体/肉体


■韓国卵子あっせん 女子大生や主婦が「遊ぶ金欲しさ」に
 韓国人女性の卵子不法あっせん事件で、卵子を提供したり、提供を望んでいたのは、女子大生や主婦だったことが7日、ソウル警察当局の調べで分かった。動機 は「遊ぶ金欲しさ」といい、倫理観の乱れに韓国社会は衝撃を受けている。
 調べによると、卵子の不法あっせん容疑で逮捕されたブローカーがインターネット上に開設した卵子売買サイトには、卵子提供を望む女子大生らが「学費が必要 なので提供を決心した」などと動機を書いていた。警察の調べに対して「クレジットカードの返済ができずに困っていた」などと供述した女子大生もいたという。
 インターネット上で卵子の提供意思を伝える際には、身長、体重、血液型、学歴などを明らかにしているが、警察当局は「自分の卵子を高く売るために学歴などを 詐称したケースもある」とみている。
 警察当局は、ブローカーが運営した卵子売買サイトによって、この3年間に3件6人の卵子売買が成立し、4件8人の売買契約が成立したとみている。さらに卵子の 提供を約束した女性23人を把握し、動機などを調べている。
【ソウル:堀信一郎】
毎日新聞 2005年11月7日 19時56分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051108k0000m030056000c.html



■精子バンク 少年がネット活用、DNAで実の父発見
 15歳の少年が、米国のDNA検査会社やインターネットを活用して、匿名で精子を提供した実の父を割り出していたことが14日までに分かった。米紙ワシン トン・ポストなどが報じた。
 欧米にはDNAで親子関係や家系を調べる企業がいくつもあるが、匿名の精子提供者(ドナー)の特定に結び付いたのは初めてとみられる。
 同様に匿名のドナーの精子や卵子から生まれ、自分のルーツを知りたいと願う人たちは少年の成功を歓迎。一方で米国の精子バンクは「こうした試みが拡大すれば ドナーのプライバシーが守れない」と警戒している。
 少年の氏名や住所は伏せられているが、子どもが欲しかった母親が精子バンクから匿名ドナーの精子を入手し妊娠したため、遺伝上の父の名も顔も知らずに育った。
 少しでも手掛かりを得ようと昨年、家系調査専門の米DNA検査会社に、ほおの裏側の細胞をこすり取って送り、父から男子に受け継がれる「Y染色体」の検査を約3万 5000円で申し込んだ。欧米ではこうした調査のニーズは高く、英オックスフォードや米ユタ州にも同種の企業がある。
 約9カ月後、約50%の確率で少年と父方のルーツが同じ男性2人が同社のデータベースに見つかった。少年の父ではなかったが、2人の名字は同じ。男性は父の名字を 受け継ぐ可能性が高く、強力な手掛かりになった。
 一方、母親は精子バンクからドナーの生年月日と出身地を聞いていた。少年はこの情報を母から教えてもらい、インターネットで「この生年月日と出身地に合致する男性」 の名簿を米企業から購入。目指す名字の男性が1人見つかり、それが実の父親だったという。
 精子バンクがドナーの特定につながる情報を知らせていた特殊なケースだが、少年の父親探しを手助けした米団体は「DNAデータベースは急拡大しており、匿名の約束 は意味がなくなる可能性もある」と指摘した。(共同)

毎日新聞 2005年11月15日 19時03分 (最終更新時間 11月15日 19時15分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051116k0000m030035000c.html



アーカイヴ  ◇研究紹介  ◇50音順索引  ◇人名索引  ◇リンク  ◇掲示板

HOME(Living Room)