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出版助成・研究支援制度の紹介
立命館大学大学院先端総合学術研究科

http://www.r-gscefs.jp/


■先端総合学術研究科の院生・修了生は研究成果を書籍としてかたちにしてきました。 [Pamphlet]
◆執筆者から
北村健太郎 専攻:社会学 研究テーマ「日本の血友病者の現代史」

2011/03/25 天田城介・北村健太郎 ・堀田義太郎編  『老いを治める――老いをめぐる政策と歴史』 生活書院,522p. ISBN-10: 4903690733 ISBN-13: 9784903690735 3000+税  [amazon][kinokuniya] ※


 私は他大学で修士号をとった後、開設年度の2003年に早期修了生(現3年次転入学)として入学しました。 翌2004年度に立命館大学文学部第一号助手に採用、 2005年度から日本学術振興会特別研究員DC1に採用され、2007年に博士学位論文を提出しました。 2008年度から立命館大学衣笠総合研究機構ポストドクトラルフェローとして研究を進めています。
 この研究科に入ってから、様々な研究助成制度を活用することで、研究に集中することができています。 日本学術振興会特別研究員や立命館大学のポストドクトラルフェローなど、これまで様々な申請書類を書いてきたなかで、後輩にアドバイスすることができるとすれば、 在学中はもっぱら自分の研究の意義をはっきりさせることに注意してきたのに対して、 大学院修了後は自分が所属することになる研究室や研究室の後輩に対して自分がどんな貢献をできるのか、に注意を向けたことでしょうか。
 天田城介先生、 堀田義太郎さんと共に編集執筆した『老いを治める――老いをめぐる政策と歴史』はその成果の一端です。 この書籍刊行に至る道筋は2007年にさかのぼります。博士論文を提出して研究生となっていた私は、一旦自分の研究テーマに区切りをつけて、 自らの研究により幅を持たせたいと思っていました。そこで、血友病史研究のなかでも比較的手薄な成年や老年の抱える問題に社会保障制度の観点から接近したいと考え、 グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点院生プロジェクト 「老い研究会」に参加したんです。その後、2010年になって書籍刊行の話がまとまり、 1年かけて研究会メンバーで論文をブラッシュアップして完成したのが今回の書籍ということになります。院生の論考はひとりひとり非常に個性的な論考となっています。 老いに対する新しい視座を与える本になっていますので、みなさんに自信を持ってお勧めできます。



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