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『薬害HIV感染被害者遺族への面接調査報告』


■薬害HIV感染被害者(遺族)生活実態調査委員会編 2002 『薬害HIV感染被害者遺族への面接調査報告』薬害HIV感染被害者(遺族)生活実態調査委員会

〈目次〉
I.調査研究の結果概要

【第1章】 薬害HIV感染被害者遺族への面接調査の目的と方法そして意義
【第2章】 薬害HIV感染の発生・拡大過程についての遺族の受け止め
【第3章】 薬害HIV感染被害者遺族の複雑で複合的な被害
【第4章】 遺族はいかに被害に対応し、何を必要としてきたか
【第5章】 本研究を通じて若手研究者が学んだこと
【第6章】 当事者から見た遺族生活実態調査

II.ケース・スタディ・レポート
【ケースA】 子を亡くした両親:互いを思いやり、感染の事実を隠していた両親と息子
【ケースB】 最愛の息子を奪われた両親の深い悲しみと悔しさと怒り
【ケースC】 「夫がどう生きて、どう亡くなったのか、娘に知らせたい」妻と、面接調査に同席して初めて詳細を知った一人娘
【ケース1】 死別の悲しみと、子どもの病気のことや亡くした痛みを人に言えない苦しみを経て、遺族相談事業への参加など新たな自己の役割を見出していった母
【ケース2】 葛藤を抱えながら夫の死を無駄にしたくないと全力疾走し続ける妻
【ケース3】 患者会、原告団活動に尽くした患者の遺志を継ぎ、積極的に遺族らへの支援活動に参加する姉妹
【ケース4】 息子のHIV感染という真実をかたくなに隠し、最愛の息子の思い出と向き合い生きる母
【ケース5】 長男を亡くした御夫婦へのインタビュー:『偏見』は消えぬが、夫婦で力をあわせて今を生きる
【ケース6】 一人息子を亡くした両親の後悔と悔しさと生きがい探し
【ケース8】 息子の死は「自分の責任」という強い思い
【ケース9】 実子ではない息子を亡くした母親:良き相談相手であった実子同然の息子を亡くした女性
【ケース10】 母の願いは息子の想い出と共に癒されること、しかし現実の生活の重さがそれを許してはくれない
【ケース15】 進行する症状と抗HIV薬の副作用に苦しみながら働き続けた夫:狂わされた人生設計
【ケース16】 息子を守るために必死で闘い、今も息子と語り合う母
【ケース18】 病気と精一杯闘った息子を思い、強く生きる母
【ケース19】 恐れが現実に――息子を守りきれなかった母の無念
【ケース20】 夫を亡くした女性:保因者である二人の娘の将来を心配する妻
【ケース21】 息子を亡くした父:息子にHIV感染を隠すため、十分な危険予防ができずに2次感染した父
【ケース22】 息子を亡くした母:医療関係者による情報漏洩から深刻な差別を受けた一家
【ケース23】 ?せ細っていく息子、看病に専念した母、「逃げていた」父、顧みられなかった妹たち
【ケース24】 2次感染した妻、2人の遺児を育てるために生きる
【ケース25】 医療者からの不適切な処置により一家の中心である息子を亡くし、今なお医療者への怒りを抱き続ける母
【ケース26】 血友病を持つ二人の息子のうちひとりをHIV感染で亡くした母親:製薬会社への強い怒り
【ケース27】 高校生の息子を亡くした両親:加熱濃縮血液製剤切り替え後、二回目の抗体検査で陽性化したケース
【ケース28】 「心の中に生きている」という思いを持ちながらの新たな生活
【ケース29】 ひとり息子を自殺で亡くした母:亡くなって初めて知ったことと、現在の後悔
【ケース30】 亡くした息子を偲びつつ後悔を越えて前向きに生きたいとする両親
【ケース32】 亡き息子の遺志に後押しされ被害救済に携わる母
【ケース34】 前向きに生きた息子の遺志を継ぎ、裁判を傍聴し続ける父
【ケース35】 中学生の一人息子を亡くした父:息子の死後、妻と離婚したケース
【ケース11】 息子との時間を大切にした父が今も抱き続けるつらい思い
【ケース17】 看護師の母、息子を思い出させる場所には未だ近づけない日々
【ケース33】 弟の不安を軽減させようと努めながら、家族の調整役となっていた姉

III.資料
【資料A】質問票
(抜粋)
1.最初に、亡くなられた方やあなたご自身、ご家族のことについてうかがいます。
1-5 HIV訴訟に提訴したのはいつですか。提訴地はどこですか。
1-6 提訴に踏み切った理由やきっかけは何ですか。

【資料B】インタビューガイド(抜粋)
◆今回のインタビューの目的は、主には以下の2点にあります。
・第1に、ご遺族の方々が経験された過酷な経験や、薬害HIV感染の被害状況、ご遺族の方が必要としておられることなどを社会へ広くアピールし、理解を広げること、
・第2に、ご遺族の視点から、薬害エイズ事件の教訓を引き出し、薬害の再発防止と保健医療環境や社会環境の改善に具体的に役立てることです。

1.最初に、亡くなられた方やあなたご自身、ご家族のことについてうかがいます。
1-5 HIV訴訟に提訴したのはいつですか。提訴地はどこですか。提訴に踏み切ったきっかけは何でしたか。
7.最後に薬害についての今のお気持ちをおうかがいします。
7-1(1)薬害HIV感染被害拡大の責任はどこにあるとお考えですか。
(2)当時の主治医について、現在のお気持ちをお聞かせ願えますか。
(3)その他の医療関係者についてはいかがですか。
(4)患者会についてはどうでしょうか。
(5)製薬企業についてはどうでしょうか。
(6)厚生省についてはどうでしょうか。

7-2 安部判決や、今年に入ってから松村判決が出ましたが、それぞれについてお気持ちをお聞かせください。

7-3 和解後の薬害HIV感染者ご本人や家族・遺族への相談事業などの救済策についてどのように受け止められていらっしゃいますか。 役立ったり助けられたりしたものはありますか。
 このほかご要望やご意見はありますか。

【資料C】遺族被害実態調査実施のお知らせ
【資料D】調査協力へのお礼
【資料E】本人チェックのお願い

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