HOME(Living Room)
>
Kitamura
プロジェクトスタディ IA 5D
Project Study IA 5D
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/ac/kyomu/gaku/onlinesyllabus.htm
立命館大学産業社会学部
このファイルは、北村個人が作成したものであり、文責はすべて北村にあります。
[Space96]
/[Junkudo]
/[Kinokuniya]
/[amazon]
◆アカデミックライティング ◆『社会学評論スタイルガイド』
■担当教員(2014年度)
北村健太郎
Facebook /
Twitter
■教科書
◆
宮本 太郎 20091120
『生活保障――排除しない社会へ』,岩波書店,xiii+228+6p.
ISBN-10: 4004312167 ISBN-13: 978-4004312161 800+税
[amazon]
/
[kinokuniya]
■開講期間
※補講・講義日の変更に注意!
2014年度前期/火曜/5限/以学館29 →
有心館情報語学演習室1=422教室
第12回 6月28日(土)のみ
2限〜3限
有心館433教室
4限〜5限
有心館431教室
■成績評価方法
平常点評価100%
・日常的な授業における取組状況の評価(50%)
・期末課題レポート(50%)
■授業外学習の指示
レポート作成においては授業外学習が必要となる。
■受講および研究に関するアドバイス
3、4回生の演習に向けた基本的な学習技術の修得をめざして、とにかくアクティブに授業に参加してほしい。主体的に課題発見を行い、
討議・発表に積極的に参加してこそ、力が着いていくことを実感できるであろう。
■授業の概要(オンラインシラバスより)
本科目はプロジェクトスタディ分野「福祉社会」である。プロジェクトスタディは、基礎演習での学びをふまえて、“専門性”と“学際性”
とを深め立体的な学びを展開していくための基礎的な能力を養成することをねらいとした科目である。このため、それぞれの専門分野における基礎的な文献・
資料を批判的に読解し、論理と根拠をもって主張を表現することに取り組む。
近年の日本社会の状態は、
「貧困」の広がりが誰にでも見える時代になったと言って過言でない。
年収200万円以下の労働者が1000万人を越えたという。 「ワーキングプア」のことだ。そればかりか「違法ハケン」「ピンハネ」「偽装請け負い」が蔓延し、
正社員は「カローシ(過労死)」の淵に立たされている。都市のホームレスは「ネットカフェ難民」や「河川敷生活者」に広がっている。
一方、困窮しても
生活保護の申請をさせてもらえなかった男性が、「おにぎり食べたい」と書き残し餓死していた。
90歳のお母さんと介護していた60歳代の娘さんが2人とも亡くなって発見された事件や介護殺人など悲惨な事件もあとを絶たない。
「新しい貧困」の一つとして人々の孤立や社会的排除も問題となっている。
ところで、受講生の皆さんが「あなたは今豊かですか?それとも貧しいですか?」と問われたとしたら、答えに窮するだろう。簡単な例をあげれば、
「アルバイトを沢山しているのでお金は困っていないが時間がない」場合、自由なお金は「豊か」だが自由な時間は「貧しい」ことになる。
下宿している学生の住居は豊かであろうか?「三間(時間・空間・仲間)の喪失」ということばがあるが「豊かさ」がモノだけでは測れないよい例である。
「貧困」は人ごとではないということでもある。
さて、先に示した人々の「貧困」は個人責任に帰すべきであろうか?貧困の中には、明らかに人為的に作られものも多いが、中には一見個人責任のように見えても、
社会的要因を少なからずもっているものもある。ではなぜ個人責任のように見えるのか、それは生活問題の多くは「私生活」の困難として現われからである。
しかし社会福祉の立場から、生活問題を解決または緩和するためには、社会や地域全体への対応と個人や家庭に対する個別的支援の両方が必要となる。
例えて言うならば「森を見る」と「木を見る」の違い、「鳥の眼で見る」と「虫の眼で見る」の違いである。
貧困を考えると暗い気持ちになってしまうが、暗い事ばかりもでない。世論の力が、薬害C型肝炎訴訟の終結を後押しする、生活保護母子加算廃止の復活、
障害者自立支援法の応益負担廃止(新政権表明)などの、権利を保障していく動きもある。このことは、私たちが主体者として問題を解決・緩和できる可能性を示している。
その基本は福祉社会のシステムを人間の力で再構築していくという実践である。人々が「生きていて良かった」と言える社会は、家庭・諸組織・地域・ 社会全体において、
人々の協同と社会福祉制度を再生し持続させる実践によって実現される。
本プロジェクトスタディはこうした展望を、「真の豊かさ」の理解に求めテキストを選択した。テキストの精読と討議、レポート作成により「アカデミックリーディング」
「アカデミックライティング」の基礎を修得する。
■到達目標
プロジェクトスタディの到達目標は、当該分野に関して、
・基礎的な用語や概念についての説明ができること
・一定の専門性を有した文献の要約を作成できること
・一定の専門性を有した文献を読解し、自らの言葉で説明できること
・一定の専門性を有した文献をふまえ、それを用いながら、自らの主張を述べることができること
・一定の専門性を有したデータベースや多様な資料を収集し、研究に活用できること
上記に比べて本分野では、1.「福祉社会」に関わる現実の理解及び基本的な知識と考え方の修得、2.文献・資料を的確に理解し、
それを正確に表現し伝える能力の形成を行う。
■履修しておくことが望まれる科目
基礎演習I・II、情報リテラシー、ライティングリテラシー、各専攻のコア科目、基礎社会学
◆三上 剛史 20100310
『社会の思考――リスクと監視と個人化』,学文社,140p.
ISBN-10: 4762020613 ISBN-13: 978-4762020612 \1300+税
[amazon]
/
[kinokuniya]
◆ましこ・ひでのり 20120331
『社会学のまなざし』,三元社,201p.
ISBN-10: 4883033112 ISBN-13: 978-4883033119 \1700+税
[amazon]
/
[kinokuniya]
■授業回数・予定日
第1回 4月8日(火)
オリエンテーション/
人間福祉専攻分野Tの概要、目標、進め方
◇
なぜ言葉が大切なのか
第2回 4月15日(火) アカデミックリーディング、アカデミックライティング演習・指導
第3回 4月22日(火) 文献「はじめに――生活保障とは何か」 「生活保障」の考え方
第4回 4月29日(火) 文献「断層の拡がり、連帯の困難」 生活不安、低賃金と失業、貧困、社会的排除
第5回 5月13日(火) 文献「日本型生活保障とその解体」 公共事業、都市と農村、終身雇用、企業福祉
第6回 5月20日(火) 文献「スウェーデン型生活保障のゆくえ」 福祉国家、社会実験、セーフティネット
第7回 5月27日(火) 討議の中間まとめとアカデミックライティング演習・指導
◇
論文とは「型にはまった」文章である
◇
執筆上の八つのテクニック
◇
論文執筆格言集
第8回 6月3日(火) 文献「新しい生活保障とアクティベーション」 Workfare、北欧、アクティベーション
第9回 6月10日(火) 文献「排除しない社会のかたち」「おわりに――排除しない社会へ」社会的排除、社会的包摂
情報語学演習室1=422教室
第10回 6月17日(火) 討議のまとめとアカデミックライティング演習・指導、副教材の活用、アカデミックライティング
第11回 6月24日(火) 討議のまとめとアカデミックライティング演習・指導、副教材の活用、アカデミックライティング
第12回 6月28日(土) 討議のまとめとアカデミックライティング演習・指導、副教材の活用、アカデミックライティング
第13回 7月1日(火) 討議のまとめとアカデミックライティング演習・指導、副教材の活用、アカデミックライティング
第14回 7月8日(火) 討議のまとめとアカデミックライティング演習・指導、副教材の活用、アカデミックライティング
第15回 7月15日(火) まとめと振り返り・総括
■参考書
◆暉峻 淑子 20030520
『豊かさの条件』,岩波新書,242p. 740+税 ISBN-10: 4004308364
ISBN-13: 978-4004308362
[bk1]
[amazon]
◆
広井 良典 20060710
『持続可能な福祉社会――「もうひとつの日本」の構想』,ちくま新書,269p.
780+税 ISBN-10: 4480063110 ISBN-13: 978-4480063113
[amazon]
■教員との連絡方法
■アカデミックライティング
なぜ言葉が大切なのか
論文とは「型にはまった」文章である
執筆上の八つのテクニック
論文執筆格言集
シンプルに書けば、きちんと伝わる
■『社会学評論スタイルガイド』
http://www.gakkai.ne.jp/jss/bulletin/guide.php
◇東京大学大学院人文社会系研究科・文学部 2013
『言葉を大切にしよう――論文・レポート作成の心得』(pdf)
◇東京大学大学院教育学研究科学務委員会 2010
『信頼される論文を書くために』(pdf)
■Togetter
◇
東北大教授による大学新入生への助言 - Togetter
◇
楽天で売ってる「ナマポ」差別語バッグ、誰が買う? - Togetter
■生活保護に関する最近の議論
◇
生活保護制度に関する冷静な報道と議論を求める緊急声明
◇
扶養義務と生活保護制度の関係の正しい理解と冷静な議論のために
◇
利用者数の増加ではなく貧困の拡大が問題である〜「生活保護利用者過去最多」に当たっての見解〜
◇
プロジェクトスタディ関連レビュー・関連ニュース
■
Twitterで学ぶ社会学(私家版)
0 Twitterで学ぶ社会学(私家版)開始。簡単な説明の後、現代社会をどう考えるかについて、私なりにできるだけ平易に、
そもそものところを考えたいと思う。
北村健太郎 (@conviviality301) 2013年4月1日
TOP
■アカデミックライティング参考文献 →
アカデミック・スキルズ
◇柔軟な思考
◆外山 滋比古 1986024
『思考の整理学』,ちくま文庫 223p. 520+税 ISBN-10: 4480020470
ISBN-13: 978-4480020475
[amazon]
◆中山 茂 20031120
『大学生になるきみへ――知的空間入門』,岩波書店(岩波ジュニア新書452),
211p. ISBN-10: 4005004520 ISBN-13: 978-4005004522 \740+税
[amazon]
/
[kinokuniya]
◆米山 優 20090217 『自分で考える本――情報から創造へ』,NTT出版 179p. 2400+税 ISBN-10: 4757142145 ISBN-13: 978-4757142145
[amazon]
◆萱野 稔人 編 20110818 『最新 日本言論知図』,東京書籍 469p. 1400+税 ISBN-10: 4487804809 ISBN-13: 978-4487804801
[amazon]
◇文章作法
◆梅田 卓夫 20010207 『文章表現 四〇〇字からのレッスン』,ちくま学芸文庫 305p. 950+税 ISBN-10: 4480086129 ISBN-13: 978-4480086129
[amazon]
◆樋口 裕一 20090420 『読ませるブログ――心をつかむ文章術』,ベスト新書 175p. 686+税 ISBN-10: 4584122245 ISBN-13: 978-4584122242
[amazon]
◆近藤 勝重 20100125 『早大院生と考えた文章がうまくなる13の秘訣』,幻冬舎 239p. 1400+税 ISBN-10: 4344017757 ISBN-13: 978-4344017757
[amazon]
◆今野 雅方 20100410 『深く「読む」技術――思考を鍛える文章教室』,ちくま学芸文庫 313p. 1100+税
ISBN-10: 4480092919 ISBN-13: 978-4480092915
[amazon]
◆近藤 勝重 20110930 『書くことが思いつかない人のための文章教室』,幻冬舎新書 222p. 780+税 ISBN-10: 4344982339
ISBN-13: 978-4344982338
[amazon]
◆橋本 武 20120322
『〈銀の匙〉の国語授業』,岩波書店(岩波ジュニア新書709),204p.
ISBN-10: 4005007090 ISBN-13: 978-4005007097 \820+税
[amazon]
/
[kinokuniya]
◇図書館・インターネット
◆井上 真琴 20040810 『図書館に訊け!』,ちくま新書 253p. 740+税 ISBN-10: 448006186X ISBN-13: 978-4480061867
[amazon]
◆千野 信浩 20051020 『図書館を使い倒す!――ネットではできない資料探しの「技」と「コツ」』,新潮新書 191p. 680+税 ISBN-10: 4106101408
ISBN-13: 978-4106101403
[amazon]
◆小笠原 善康 20030820 『インターネット完全活用編 大学生のためのレポート・論文術』,講談社現代新書 269p. 740+税 ISBN-10: 4061496778
ISBN-13: 978-4061496774
[amazon]
◇レポート・論文執筆
◆木下 是雄 19940207
『レポートの組み立て方』,ちくま学芸文庫 269p.
780+税 ISBN-10: 4480081216 ISBN-13: 978-4480081216
[amazon]
◆西 研/森下 育彦 19970520 『「考える」ための小論文』,ちくま新書 238p. 740+税 ISBN-10: 4480057102
ISBN-13: 978-4480057105
[amazon]
◆花井 等・若松 篤 19971230 『論文の書き方マニュアル――ステップ式リサーチ戦略のすすめ』,有斐閣アルマ 210p. 1600+税
ISBN-10: 4641120455 ISBN-13: 978-4641120457
[amazon]
◆荒木 晶子・向後 千春・筒井 洋一 20000400 『自己表現力の教室――大学で教える「話し方」「書き方」』,情報センター出版局 243p.
1365 ISBN-10: 4795831327 ISBN-13: 978-4795831322
[amazon]
◆山内 志朗 20010919
『ぎりぎり合格への論文マニュアル』,平凡社(平凡社新書),211p.
ISBN-10: 4582851037 ISBN-13: 978-4582851038 \700+税
[amazon]
/
[kinokuniya]
◆小笠原 喜康 20020420
『大学生のためのレポート・論文術』,講談社,
226p. ISBN-10:4061496034 ISBN-13:978-4061496033 680+税
[amazon]
/
[kinokuniya]
◆戸田山 和久 20021130
『論文の教室――レポートから卒論まで』,
日本放送出版協会,297p.
\1176 ISBN-10:4140019549 ISBN-13:978-4140019542
[amazon]
/
[kinokuniya]
◆河野 哲也 20021225 『レポート・論文の書き方入門 第3版』,慶應義塾大学出版会 116p. 1000+税 ISBN-10: 4766409698
ISBN-13: 978-4766409697
[amazon]
◆酒井 聡樹 20060410 『これから論文を書く若者のために――大改訂増補版』,共立出版 301p. 2600+税 ISBN-10: 4320005716 ISBN-13: 978-4320005716
[amazon]
◆今野 雅方 20110410 『考える力をつける論文教室』,ちくまプリマー新書158 223p. 840+税 ISBN-10: 4480688617 ISBN-13: 978-4480688613
[amazon]
◆
石井 一成 20110502 『ゼロからわかる大学生のレポート・論文の書き方』,ナツメ社 215p. 1100+税
ISBN-10: 4816350578 ISBN-13: 978-4816350573
[amazon]
◆古賀 史健 20120125 『20歳の自分に受けさせたい文章講義』,星海社新書9 276p. 840+税 ISBN-10: 4061385100 ISBN-13: 978-4061385108
[amazon]
◇社会調査
◆谷岡 一郎 20000620 『「社会調査」のウソ――リサーチ・リテラシーのすすめ』,文春新書 222p. 690+税 ISBN-10: 4166601105 ISBN-13: 978-4166601103
[amazon]
◆
御厨 貴 20020415 『オーラル・ヒストリー――現代史のための口述記録』,中公新書 207p. 740+税
ISBN-10: 412101636X ISBN-13: 978-4121016362
[amazon]
◆宮内 泰介 20040706 『自分で調べる技術――市民のための調査入門』,岩波アクティブ新書 199p. 740+税 ISBN-10: 4007001170
ISBN-13: 978-4007001178
[amazon]
◇プレゼンテーション
◆池上 彰 20070502 『「話す」「書く」「聞く」能力が仕事を変える! 伝える力』,PHPビジネス新書 205p. 800+税 ISBN-10: 4569690815
ISBN-13: 978-4569690810
[amazon]
◆池上 彰 20090720
『わかりやすく〈伝える〉技術』,講談社現代新書 238p. 740+税
ISBN-10: 4062880032 ISBN-13: 978-4062880039
[amazon]
◆酒井 聡樹 20081130 『これから学会発表する若者のために――ポスターと口頭のプレゼン技術』,共立出版 166p. 2700+税
ISBN-10: 4320005791 ISBN-13: 978-4320005792
[amazon]
◆平林 純 20090324
『論理的にプレゼンする技術――聴き手の記憶に残る話し方の極意』,
ソフトバンククリエイティブ 206p. 952+税 ISBN-10: 4797349778 ISBN-13: 978-4797349771
[amazon]
◇研究計画
◆妹尾 堅一郎 19990318 『研究計画書の考え方――大学院を目指す人のために』,ダイヤモンド社 397p. 3500+税 ISBN-10: 4478731756 ISBN-13: 978-4478731758
[amazon]
◆ダン・レメニイほか/著 小樽商科大学ビジネス創造センター/訳 20020920 『社会科学系大学院生のための研究の進め方――修士・博士論文を書くまえに』,
同文館出版 154p 1900+税 ISBN-10: 4495865218 ISBN-13: 978-4495865214
[amazon]
◆細川 英雄 20060225 『研究計画書デザイン――大学院入試から修士論文完成まで』,東京書籍 182p. 2600+税 ISBN-10: 4489007248 ISBN-13: 978-4489007248
[amazon]
◆細川 英雄 20080425
『論文作成デザイン――テーマの発見から研究の構築へ』,東京書籍 172p.
1800+税 ISBN-10: 4489020325 ISBN-13: 978-4489020322
[amazon]
◆二木 立 20061120 『医療経済・政策学の視点と研究方法』,勁草書房 221p. 2400+税 ISBN-10: 4326748370 ISBN-13: 978-4326748372
[amazon]
◆田垣 正晋 20080120 『これからはじめる医療・福祉の質的研究入門』,中央法規出版 173p. 2000+税 ISBN-10: 4805829656 ISBN-13: 978-4805829653
[amazon]
◇就職に向けて
◆野村 進 20080522 『調べる技術・書く技術』,講談社現代新書 254p. 740+税 ISBN-10: 4062879409 ISBN-13: 978-4062879408
[amazon]
◆
むらかみ かずこ 20090320 『できる大人の"一筆添える"技術』,ディスカヴァー・トゥエンティワン 189p. 1300+税
ISBN-10: 4887596936 ISBN-13: 978-4887596931
[amazon]
◆
むらかみ かずこ 20100401 『仕事がもっとうまくいく! 書き添える言葉300』,日経ビジネス文庫 203p. 667+税
ISBN-10: 4532195381 ISBN-13: 978-4532195380
[amazon]
◆池上 彰 20091125 『知らないと恥をかく世界の大問題』,角川SSC新書 760+税 ISBN-10: 4047315044 ISBN-13: 978-4047315044
[amazon]
◆川辺 秀美 20100120 『22歳の国語力』,講談社現代新書 205p. 720+税 ISBN-10: 4062880350 ISBN-13: 978-4062880350
[amazon]
◆知的生活追跡班 編 20090905 『図解1分ドリル この一冊で「考える力」と「話す力」が面白いほど身につく!』,青春出版社 204p. 952+税
ISBN-10: 4413019032 ISBN-13: 978-4413019033
[amazon]
◆知的生活追跡班 編 20100420 『図解1分ドリル この一冊で「読む力」と「書く力」が面白いほど身につく!』,青春出版社 204p. 952+税
ISBN-10: 4413019075 ISBN-13: 978-4413019071
[amazon]
◆
本田 健 20100415 『20代にしておきたい17のこと』,だいわ文庫 198p. 571+税 ISBN-10: 4479302832
ISBN-13: 978-4479302834
[amazon]
◆茂木 健一郎・箭内 道彦・細谷 功・内田 和成・築山 節・丹羽 宇一郎・藤巻 幸夫・小山 龍介・香山 リカ 20100624
『すぐに実行できるのに誰も教えてくれなかった考える力をつくるノート』,講談社 239p. 1600+税 ISBN-10: 4062162962
ISBN-13: 978-4062162968
[amazon]
◆岡田 憲治 20101030
『言葉が足りないとサルになる――現代ニッポンと言語力』,亜紀書房,223p.
ISBN-10: 4750510203 ISBN-13: 978-4750510200 \1600+税
[amazon]
/
[kinokuniya]
◆千田 琢哉 20110930 『「大学時代」自分のために絶対やっておきたいこと』,三笠書房 238p. 1100+税 ISBN-10: 4837924158 ISBN-13: 978-4837924159
[amazon]
◆押井 守 20120330 『コミュニケーションは、要らない』,幻冬舎新書254 173p. 760+税 ISBN-10: 434498255X ISBN-13: 978-4344982550
[amazon]
◆品川 裕香 20130510 『「働く」ために必要なこと――就労不安定にならないために』,ちくまプリマー新書196 201p. 820+税
ISBN-10: 4480688986 ISBN-13: 978-4480688989
[amazon]
TOP
■参考になるウェブサイト
◆Living Room 内のファイル
◇
児童福祉 ◇
社会福祉 ◇
プロジェクト予備演習 I
◇
ディジタル・デザイン I ◇
読書案内
◆
arsvi.com:GCOE 生存学創成拠点
◇
老い ◇
ホームレス/寄せ場
◇
介助・介護 ◇
障害者と労働
◇
バリアフリー/ユニバーサルデザイン/アクセス/まちづくり
◇
生活保護 ◇
ケア/国境
◇
HIV/AIDS ◇
貧困
◇
アカデミック・スキルズ ◇
◇
◇
◆
厚生労働省
◆
ユニセフ・マンスリーサポート・プログラム
◆
フラッシュ版「もしも世界が100人の村ならば」
◆
<貧困>は自己責任ではない
◆
『ディマクコンダ』- 海外ボランティア特集
◆
KyozaiTop - Web教材(向後千春研究室)
◆
若者問題研究所=「ワカモン」
◇
「素人とプロの境界線は「1万時間」だった」
◇
「「夢」を語るツイート見てたら心が熱くなってきたッ!」
◇
NAVERまとめ
TOP
シンプルに書けば、きちんと伝わる
樋口裕一(多摩大学教授、「小論文の神様」)2012年03月08日 公開
『苦手な人もスラスラ書ける文章術』より
いきなり核心に入る勇気を持とう。
長々と前置きを書く人がいる。
手紙で時候の挨拶をするのならいい。
だが、ビジネス文書で、本題に入る前に言い訳をしたり、みんなが知っていることの説明をしたり。
なかには、上司や関連する人々に一人ひとり気を遣って、あれこれと言葉を並べたり、謙虚な表現をちりばめる人もいる。
これでは、読んでいるほうはたまらない。
現代人にはそれほど悠長にしている時間はない。
書くということは、ある特定の事柄を浮き彫りにすることだと理解する必要がある。
ある日の出来事を書くのに、朝、目を覚まして、歯磨きして、食事をして、着替えて自宅を出るところから始める必要はない。
そんなことをしたら、いつまでたっても本題に入ることができず、むしろ焦点がぼけて、わかりにくい文章になってしまう。
どうしても前置きを書いてしまう人は、核心部分にいきなり入る勇気を持たないのだろう。
少しずつ書きすすめるうちに、やっと勇気が出てきて、本題に入るのだろう。
そんな人は、まず、余計な前置きは必要ないということ、そうした前置きが、文章を冗長でわかりにくいものにしていることをしっかりと認識する必要がある。
謙虚な言葉を並べると、むしろ上司はいらいらして、その人への評価は下がる。
ずばりと核心部分に入るほうが、上司はずっと喜ぶことを知るべきだ。
なかには、どうやって核心部分に入ればよいのか、わからずにいる人もいるだろう。
自信がないから、あれこれと書いてしまうわけだ。
だが、ほんの少し覚悟を決めさえすれば、初めから本題に入っていくことは、それほど難しいことではない。
まずは、もっとも大事なことを最初に書き、その後にそれを詳しく説明する形をとればよい。
たとえば、何かについての自分の意見を書くとき、最初に、「……について、私は〜と考える」と示す。
そして、その後に、現在、問題になっていること、それについて自分が考えたことを加える。
そうすれば、すっきりとまとめることができる。
自分の行動についての報告を書くとする。
そのような場合には、最初に、「…に行って、〜をした」と、まずメインになる行動を書く。
そして、その後に、そのようにした経緯、その後の結果などを説明する。
なお、このような書き方については、次の項で詳しく説明する。
<ルール> 余計な前置きはいっさい必要ない。
型を身につけよう。
構成をしっかりしてこそ、説得力のある文章が書ける。
では、実際にどのような構成にすれば説得力のある文章になるのか。
そこで、これから、具体的な構成法について述べていく。
まず、200字から400字程度の、比較的短めの文章で考えよう。
この場合は、基本型Aと基本型Bという、2つの構成法を使うことができる。
いずれも、第1部と第2部の2部構成の形になる。
◎結論をまず提示する基本型 A
基本型Aとは、第1部で問題の事柄に対する自分の意見や結論を簡単に示し、第2部でその根拠や具体例などを詳しく説明する形だ。
たとえば、「○○の件について、私は現状のまま推進すべきだと考える。その理由は……」など。
社外文書でも、最初に用件をずばり示して、用件の細かい内容などは後回しにするほうが読みやすいが、それも基本型Aの応用といえる。
この書き方の利点は、最初に自分の立場をはっきりさせることで、文章全体の方向性が明確になり、ポイントがぶれずにすむことだ。
それに、短い文章であればあるほど、読み手は結論を急ぐことが多い。
とくに、社内の大勢に従う場合は、結論だけが重要なので、読み手の手間を省くためにもこの形のほうが好ましいだろう。
◎少数意見に向く基本型 B
次に、基本型Bは、基本型Aの第1部と第2部を逆にした形だ。
つまり、第1部で問題の事柄についての状況や具体例などを説明したうえで、第2部でそこから導かれる結論を述べるわけだ。
たとえば、「問題の件については、このような状況があり、このような問題点が考えられる。したがって、現状のまま推進するべきではない」など。
この書き方は、とくに多数派とは異なる意見などを示すときに効果的だ。
ほかの人が気づいていない問題点や注意していない状況を材料として最初に提示して、そこで相手を圧倒したうえで、自然に結論に導く形にすれば、
かなり説得力があるだろう。
だが、それだけの材料がない場合、立場が暖昧なまま話をすすめると、短い文章でも読み手はいらいらする場合がある。
したがって、一般的には、基本型Aを使うほうが書きやすいだろう。
基本型A・Bの使い分けは、面接や会議などでの発言の機会においても応用できる。
<ルール> まず、結論を提示する。
樋口裕一(ひぐち・ゆういち)
作家、多摩大学経営情報学部教授
1951年、大分県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、立教大学大学院博士課程満期退学。「小論文の神様」と呼ばれる、大学入試小論文指導の第一人者。
現在は小学生から社会人までを対象に、通信添削による作文、小論文の専門塾「白藍塾」を主宰する。多摩大学経営情報学部教授。
著書に『頭がいい人、悪い人の話し方』『本当に使える! 日本語練習ノート』(以上、PHP研究所)『親が教える! 小学生の作文上達法』(角川書店)
『「教える技術」の鍛え方』(筑摩書房)など多数。
http://shuchi.php.co.jp/article/917
TOP
■注記
「薬害肝炎の被害者全員が救済される」
上記は不適切な表現である。2008年1月に成立した
「特定フィブリノゲン製剤及び特定血液凝固第\因子製剤によるC型肝炎感染被害者を
救済するための給付金の支給に関する特別措置法」(以下、C型肝炎特別措置法)は、いわゆる薬害C型肝炎訴訟の原告を対象としており、それ以外のC型肝炎患者は
対象としていない。つまり、同じC型肝炎患者でも何らかのかたちで「救済された」人と「救済されなかった」人が存在する。
この問題については、以下の拙稿、
◆2008/02/01
「C型肝炎特別措置法の功罪」
『現代思想』36-2(2008-2):143-147(特集:医療崩壊――生命をめぐるエコノミー)
◆2008/10/10 「C型肝炎特別措置法に引き裂かれる人たち」
山本 崇記・北村 健太郎編
『不和に就て――医療裁判×性同一性障害/身体×社会』:69-70.生存学研究センター報告3,199p.
ISSN 1882-6539 ※
◆2008/11/01
「救済する法=引き裂く法?」
『現代思想』36-14(2008-11):238
を熟読し、本当の意味での「救済」とは何か、よく考えること。関連資料を
「C型肝炎特別措置法アーカイヴ」として集積している。
TOP
◇
アーカイヴ
◇
研究紹介
◇
50音順索引
◇
人名索引
◇
リンク
◇
掲示板
HOME(Living Room)