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血友病関連年表

*作成:北村健太郎
  *◆:特記事項 ◇:「神聖な義務」関連事項  *「錆びた炎」 *「ブラックジャック」 *浦高事件  *小児慢性特定疾患治療事業
 
1945(昭和20) 0222 厚生省令第3号「輸血取締規則」
0815 敗戦
1946(昭和21)
1947(昭和22) 「輸血取締規則」失効
1948(昭和23) 1100 東京大学医学部付属病院小石川分院婦人科で梅毒感染事故
1209 連合軍最高司令官総司令部(GHQ)から、厚生省と東京都に輸血対策の確立を促す指示
1949(昭和24) 0513 連合軍最高司令官総司令部(GHQ)サムス准将、厚生 省、日本赤十字社日本医師会の代表者を招集、協議
0516 厚生省、東京都日本赤十字社日本医師会の 代表者および学識経験者で「輸血問題予備懇談会」を開催
1950(昭和25) 0600 朝鮮戦争勃発 特需景気(〜1953)
1951(昭和26) 0300 日本ブラッドバンク(後のミドリ十字)が日本初の血液銀行として設立
0500 財団法人横須賀血液銀行(横須賀赤十字血液センターの前身)設立
1952(昭和27) 0300 北海道立医薬品指導研究工場輸血用血液製造部(通称北海道立血液銀行)設立
0400 日本赤十字社血液銀行東京業務所を開設 預血と返血、無償供血(現在の献血)の供血者の募集開始
1953(昭和28) 0700 朝鮮戦争終結
1954(昭和29) 保存血液、薬価基準に収載 200cc=1200円〜1400円 売血200cc=400円〜500円
1955(昭和30) 神武景気(〜1957)
1956(昭和31) 0501 「水俣病公式確認」 経済白書「もはや戦後ではない」
1957(昭和32)
1958(昭和33) 0510 有馬頼義 『失脚』 中央公論社   cf. 「ALWAYS 三丁目の夕日」
1959(昭和34) 岩戸景気(〜1961)
1960(昭和35) 0912〜0915 第8回国際輸血学会(於・東京 最終日のみ箱根の小涌園)
東陽一「輸血の問題点」 日本の売血依存を発表、各国代表が非難
1961(昭和36)
1962(昭和37) 0200 アメリカがベトナムに軍事介入、ベトナム戦争(第二次インドシナ戦争)開始
1963(昭和38)
1964(昭和39) 0324 ライシャワー・アメリカ駐日大使襲撃事件(池田勇人内閣)
0429 ライシャワーが血清肝炎に感染したことが判明
0602 第46回国会参議院社会労働委員会 小林武治厚生大臣が答弁
0622 中央薬事審議会に保存血液の採血基準について諮問
0623 小林武治厚生大臣 採血制度の現状を閣議で報告
1010−1024 東京オリンピック
1965(昭和40) ◆プール(Pool)らがクリオプレシピテート(cryoprecipitate)を発見
1966(昭和41) クリオ製剤の投与治験が始まる
1967(昭和42) ◆0310 全国ヘモフィリア友の会創立大会(於・東京都全国町村会館) 木野内敬二会長
1968(昭和43) ◆公費負担制度発足 年齢・回数制限あり
0728 第2回全国ヘモフィリア友の会全国大会(於・東京都渋谷区千駄ヶ谷区民講堂)
1969(昭和44) ◆0401 厚生省 先天性代謝異常4疾患と血友病に医療給付開始
0802 第3回全国ヘモフィリア友の会全国大会(於・大阪府立青少年会館
1970(昭和45) 0824 第4回全国ヘモフィリア友の会全国大会(於・神奈川県こども医療センター
1971(昭和46) ◆0300 大西赤人 浦和高校不合格(浦和高校入学拒否事件
0325 血友病対策に関する古寺宏衆議院議員(公明党)の質問(於・衆議院社会労働委員会)
0330 大西巨人 「障害者にも学ぶ権利がある」『朝日新聞』
0822 第5回全国ヘモフィリア友の会全国大会(於・名古屋商工会議所) 北村千之進会長に交代
1972(昭和47) 0200 大西赤人  「僕の『闘病記』」『毎日ライフ』2月号
0401 厚生省 年齢制限緩和(12歳未満)
0805 第6回全国ヘモフィリア友の会全国大会(於・埼玉県川口市川口産業会館
1973(昭和48) 0127 南北ベトナム政府、臨時革命政府、アメリカは、パリ和平協定に調印
0303 血友病対策に関する寺前巖衆議院議員(共産党)の質問(於・衆議院予算委員会第三部会)
小児慢性特定疾患治療事業となる・年齢制限緩和(18歳未満)
0805 第7回全国ヘモフィリア友の会全国大会(於・東京都都道府県会館
1000 第一次オイルショック
1974(昭和49) 健康保険高額療養費制度発足
0600 松嶋磐根 「暗き血の淵より」『主婦と生活』6月号 主婦と生活社
0727 第1回 「青年の集い」(於・京都)
0728 第8回全国ヘモフィリア友の会全国大会(於・京都教育文化センターホール
1975(昭和50) 0403 サイゴン陥落、ベトナム戦争終結
◆0700 「Young Hemophiliac Club」発足(第1回定例会)
0823 第2回 青年の集い(於・仙台)
0724 第9回全国ヘモフィリア友の会全国大会(於・仙台市民会館
0900 YHC 大阪府下在住患者実態調査(第1回)
1000 「アレクセイの仲間たち」準備号
1100 「アレクセイの仲間たち」創刊号
1976(昭和51) 一部の地域で年齢制限緩和(20歳未満)
0100 「アレクセイの仲間たち」第2号 YHCメンバー、松嶋兄弟の入院している病院を訪問
0300 YHC 第1回総会 「アレクセイの仲間たち」第3号
0800 「アレクセイの仲間たち」第4号
0807−0808 第3回青年の集い(YHC主催 於・大阪)
0831−0903 第11回世界血友病機構会議(於:京都国際会館
0901 第10回全国ヘモフィリア友の会全国大会(於・京都御車会館)
1977(昭和52) 0110 小林久三 『錆びた炎』 角川書店
0100 「アレクセイの仲間たち」第5号(第3回青年の集い特集号)
0226 制作・原作・脚本 小林久三 映画『錆びた炎』 松竹
「錆びた炎」問題が表面化
0300 YHC 第2回総会
0828 第11回全国ヘモフィリア友の会全国大会(於・東京都虎ノ門YKKビル)
0900 YHC 大阪府下在住患者実態調査(第2回)
1000 実態調査結果発表
1978(昭和53) 「アレクセイの仲間たち」第6号
0300 YHC 第3回総会
0804−07 YHC、網野合宿を行う
0826−27 第12回全国ヘモフィリア友の会全国大会(於・静岡県熱海市暖海荘)
0830 投稿が多かったため、「アレクセイの仲間たち」第7号、第8号を同時発行
1979(昭和54) ◆濃縮血液製剤、発売される
0800 「アレクセイの仲間たち」第9号
0321 YHC 第4回総会
 「アレクセイの仲間たち」第10号
0805 第13回全国ヘモフィリア友の会全国大会(於・愛知県産業貿易館
0900 「アレクセイの仲間たち」第11号
1980(昭和55) 0200 「アレクセイの仲間たち」第12号
0300 YHC 第5回総会
◇0400 大西巨人 『神聖喜劇』完結
0802 第14回全国ヘモフィリア友の会全国大会(於・北海道札幌市定山渓温泉ホテル鹿ノ湯
◇0831 渡部、カレル『人間』を訳し終える
◇0918 週刊新潮 「大西巨人家の『神聖悲劇』」
◇1002 渡部昇一 「古語俗解 『神聖な義務』」
◇1015 朝日新聞 「大西巨人氏vs.渡部昇一氏」
◇1021 朝日新聞 「神聖な義務」に関する投書
◇1022 横田弘を会長とする「青い芝の会」神奈川県連合会が、渡部宛に抗議文を送り始める
◇1023 渡部、「青い芝」へ返信「抗議文は誤解」 「青い芝」神奈川、「怒りの手紙を次々と」送る
◇1031 渡部から「青い芝」へ返信
◇1031 日本脳性マヒ者協会、全国青い芝の会総連絡会 渡部昇一、川又良一(文春編集人)宛に抗議文
◇1101 大西巨人 『井蛙雑筆』「十七 破廉恥漢渡部昇一の面皮をはぐ」
◇1101 上智新聞 「『神聖な義務』とは何か?」
◇1107 野坂昭如 「渡部昇一の知性と想像力なき勇気」『週刊朝日』
◇1107 高史明 「自助的精神の“使徒”──渡部昇一教授に与う」『毎日新聞』
◇1107 渡部、上智新聞のインタビューに答える
◇1114 上智大学生、渡部に公開質問状を提出
◇1118 木田盈四郎 「遺伝病に正しい関心を」『朝日新聞』
◇1119 渡部、上智大学生の公開質問状に回答
◇1122 「青い芝」神奈川、上智大学内で情宣活動
◇1125 本多勝一 「不連続線『痴的論証の方法』」『朝日新聞』
◇1125 『父母の会通信』553(先天性四肢障害児父母の会機関紙)
◇1126 上智代議委員会「全学討論会」を決議
◇1202 渡部から「青い芝」へ返信
某氏、個人で署名を集めて、年齢制限撤廃請願書を提出
1981(昭和56) 国際障害者年
0305 ドラマ『加山雄三のブラックジャック』  「第8話 血がとまらない」放映 テレビ朝日
「ブラックジャック」問題
0300 YHC 第6回総会
◇0325 横田弘 「渡部昇一氏の『神聖な義務』との闘い」
◇0701 畦地豊彦 「遺伝子操作と優生学について」
1000 「アレクセイの仲間たち」第13号
◆1220 全国ヘモフィリア友の会 当時の医学的知見を網羅した医学書『血友病』を発行
1982(昭和57) 国連「障害者の10年」スタート
AIDS病原体の血液伝播の警告(アメリカ)
1983(昭和58) ◇0131 大西赤人 「『遺伝子操作』時代と障害者のいのち──いま、人として学ぶこと」
◆0201 厚生省、自己注射を認可する
◇0625 渡部昇一 「古語俗解」出版
1984(昭和59) ◆健康保険本人1割負担(血友病は月1万円のみ負担)
1985(昭和60)
1986(昭和61)
1987(昭和62) ◆0510 「Young Hemophiliac Club」解散
1988(昭和63)
1989(平成元) 薬害エイズ訴訟提訴(東京・大阪)
1990(平成2)
1991(平成3)
1992(平成4)
1993(平成5) 中山健太郎、生徒会選挙の立候補できず(高校が職員会議で否決する)
1994(平成6)
1995(平成7) 0500 大西巨人 『迷宮』 光文社
1996(平成8) 薬害エイズ訴訟和解
1997(平成9)
1998(平成10)
1999(平成11)
2000(平成12)
2001(平成13) 0106 厚生省が厚生労働省に再編
2002(平成14) 1201 血友病のためのシンポジウム(於:千里ライフサイエンスセンター
     「患者参加の血友病医療を目指して −治療の自己決定と患者主体の医療−」
2003(平成15)
2004(平成16) 0222 第2回 血友病患者のためのシンポジウム(於:アルカディア市ヶ谷(私学会館)
     「血友病とともにいきる−子供の自立と患者の役割−」
1122 「小児慢性特定疾患治療研究事業」の法制化に伴う血友病患者の医療費自己負担導入について
     緊急要望書提出
2005(平成17) ◆0401 小児慢性特定疾患治療事業を法制化 児童福祉法に位置付けられるが、ついに段階的自己負担導入
2006(平成18)
2007(平成19)
2008(平成20)
2009(平成21)
2010(平成22)

 今後も「血友病関連年表」は、新たな資料の入手や記述に関するご指摘があれば、順次改訂増補していく予定です。皆さまからの積極的な情報提供を歓迎します。 メールはこちらまでお願いします。


製作:北村健太郎
UP:20030527 REV:20060701
血友病  ◇「神聖な義務」  ◇「錆びた炎」  ◇「ブラックジャック」  ◇浦高事件  ◇小児慢性特定疾患治療事業

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